中共の「国師」が米国への浸透について自ら暴露

中共の御用学者たちは、中共の米国への浸透について公の場で何度も言及しています。ネットユーザーから「中共の国師」と揶揄されている中国人民大学国際関係学院副院長の金燦栄(きん・さんえい)氏は、数年前の講演で、米国の選挙への操作方法や米国の干渉を回避する方法について詳細に述べています。この動画は個人のメディアによって英語に翻訳され、広く拡散されています。

中国人民大学中国対外戦略研究センター事務局長 翟東昇(2020)
「1992年から2016年の間には、中国と米国との間の各種問題を全て解決することができた。それは、私たちのトップにある人がいるからであり、米国の権力の中核に我々の古くからの友人がいたからだ」

中共の御用学者で、中国人民大学の中国対外戦略研究センター事務局長の翟東昇(てき・とうしょう)氏は昨年、中共がとっくに米国の上層部に浸透していることを憚らずに公言し、国際社会で議論を巻き起こしました。実は早くも2016年に、中共が米国の選挙に関与していたことを翟氏の同僚である中国人民大学国際関係学院副院長の金燦栄氏が明かしています。

金燦栄氏は数万字にも及ぶ講演の原稿の中で、「すべての米国の下院議員の選挙区に中国の投資が入ることを望む。それによって中共が千から数千の投票数を掌握することができ、議員らの態度に影響を与えることができる」と助言しています。

さらに、「米国の下院議員はコントロールすることが可能だ。数千の票さえ掌握すれば、議員の親のような立場に立つことができる。上手くいけば、米国を丸ごと買収し、米国議会を第二の全国人民代表大会常務委員会にすることができるのだ」と述べました。

《薇羽看世間》司会者の陳薇羽
「これは金燦栄の講演の原稿だが、全てが事実である。中共は正にこのように行っており、美人工作員を使って、主流社会の議員を誘惑し、彼らのために資金集めや票集めを行い、最終的に議員をコントロールする。銃も大砲も使わずに米国を占領するのだ」

金燦栄氏はまた、米国を押さえ付けるための中共の5つの邪悪な戦術を自ら暴露し、「米国に2人の外敵がいたら、米国内部は騒がしくなり、戦いが始まる前に内輪揉めが起きるだろう。もし外敵が3人いれば、混乱し恐らく機能不全を起こすだろう。そして、中共の戦略的任務は米国に4人の外敵を確保することだ」と述べています。

《薇羽看世間》司会者の陳薇羽
「現在、バイデン政権は至る所で敵を作っており、ロシア、イラン、北朝鮮、中共を敵に回している。中共の理論では、4つの敵を持つ米国には、コンセンサスを得る方法がないので、戦闘力が全くない。米国が中共に対抗しようと思えば、中共を唯一の敵とするしかないのだ」

金燦栄氏は、中共当局とは密接な関係があり、「大国戦略」に関する発言が多いことから、ネットユーザーから「中共の国師」と揶揄されています。そして、2016年7月に広州で行ったこの講演の動画は英語に翻訳され、ソーシャルメディアで拡散されています。

NTD Japan

 
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