「彭帥はどこに」イェール大学が匿名文章掲載

イェール大学が発行する学生新聞は、通常は匿名でのコラムは掲載しません。しかし、アイビーリーグである同校は今回、例外を適用しました。

1月2日、中国テニス界のスター、彭帥(ほうすい)さんに関する力強いエッセイが、イェール・デイリー・ニュースに掲載されました。

彭さんは、中国共産党の元高官を性的暴行で公に告発した後、行方不明になりました。

イエール新聞は、原則上匿名の文章は掲載しない方針ですが、このコラムの著者は中国に家族がいるイェール大学の中国人学生であるため、匿名で掲載することに決めました。

イエール新聞はこの学生に特別な許可を与え、「記事に著者の名前が掲載されると、危害を被る可能性がある」と述べています。

記事の中で、イェール大学の学生は彭さんの安全を強く懸念し、中国共産党は彼女を「葬る」ことを計画しており、彼女のことを「忘れ去る」ことがあってはならないと国際社会に呼びかけました。

イェール・デイリー・ニュースの編集長であるローズ・ホロウィッチ氏はボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対し、この決定は軽々しく行われたものではないと述べています。

ホロウィッチ氏は、これは北京当局が高度なソフトウェアを使って海外の批評家を追跡し、口封じを行ってきたという十分な証拠に基づいたものだと述べています。

海外に留学中の中国人学生が、彼らの最重要ターゲットの一つです。

〈字幕版〉

 
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