米国の冬季五輪視聴率が過去最低 NBC名キャスターは繰り上げ帰国

米国北京冬季五輪の視聴率が過去最低を記録し、米国での独占放映権を持つ米テレビネットワークNBCの名キャスターのマイク・ティリコ氏は、予定を繰り上げて帰国しました。米NBCスポーツのデータによると、2月4日の開会式の視聴者数はわずか1600万人にとどまり、オリンピック史上過去最低を更新しました。

コラムニストのダン・ウェッツェル氏は、NBCにとってはすべてが悪夢であり、NBCは2032年までのオリンピック放映権にIOCに77億5000万ドル(約9000億円)を支払っており、今回の損失は非常に大きいと指摘しています。

NBCは当初、マイク・ティリコ氏を2月10日まで北京に滞在させ、それからロサンゼルスに戻してNFLのチャンピオンチームを決めるスーパーボールを中継させる予定でした。

ティリコ氏は北京五輪の報道期間中に少数民族を対象とした中共のジェノサイドなどに言及したほか、開会式の中継中にも中共はコロナの発生源だと話しています。

 
関連記事