英国の約30の民間組織と地元住民団体が、ロンドンの「旧鋳貨局」の前で大規模なデモを行い、中国共産党(中共)が同地に新たな「メガ大使館」を建設する計画に反対しました。4名の英国議会議員も現場に駆けつけ支持を表明しました。2月11日、英国政府は公聴会を開催し、市民の意見を聞く予定です。
新唐人テレビ記者
「私は今、ロンドンの中共の巨大大使館建設予定地の外に立っています。ここには4名のイギリス政府要人や、全国から集まった約30の在外華僑団体の数千人が集まり、ここで大規模な抗議活動を行っています。彼らは、この場所がこれほど大規模な抗議を受け入れることがでできる場所でないこと、また中国大使館の建設に対して現在と将来の安全性に問題があることを主張しています」
2月8日、ここ数年で海外に逃れた香港人、ウイグル人、チベット人、その他の中国系住民、そして地元の市民らが数千人規模で集まり、近年最大規模の反共抗議を共同で行いました。
デモ参加者たちは「中共はあなたを見張っている。メガ大使館の建設をやめろ」と書かれた標語を掲げていました。
現場には4名の英国議会議員が駆けつけ、デモ参加者を支持しました。その中には、元保安担当国務大臣で保守党議員のトム・トゥゲンハート氏、議会の超党派香港グループの代表で労働党議員のブレア・マクドゥーガル氏、影の司法大臣のロバート・ジェンリック氏、そして元保守党党首のイアン・ダンカン・スミス氏が含まれています。彼らは「中共が『メガ大使館』を建設したいのであれば、まず新疆の収容所を閉鎖すべきだ」と強調しました。
英国の情報機関は、中共の「メガ大使館」が大規模な「スパイ拠点」となる可能性を警告しており、香港人、チベット人、ウイグル人などの亡命コミュニティだけでなく、地元住民や英国の国家安全保障にも脅威をもたらすと指摘しています。
影の司法大臣 ロバート・ジェニック氏
「中共がこの建物を使ってメガ大使館を設置することは許されません。この場所は適しておらず、申請手続きも正当ではありません。国家の安全を脅かします」
英保守党議員 トム・トゥゲンハート氏
「私たちは香港人や中国の学生たちが(中共の)脅威によって沈黙を強いられる姿を見てきました。イギリスでは、彼らが他のイギリス人と同じ自由を享受し、自分の意見を自由に表明できることを保証しなければなりません」
英国の情報機関は「造幣局」の地下には重要な通信ケーブルが通っていることを懸念しており「メガ大使館」が建設されれば、英国の国家安全保障を脅かすだけでなく、中共が隣接するロンドン金融街への浸透を容易にし、経済的圧力などの手段を実施する可能性があると警告しています。
英元保守党党首 イアン・ダンカン・スミス氏
「(造幣局の)ケーブルはロンドンのカナリー・ワーフ地区や政府と接続しており、これらすべては非常に重要です。ここは大使館を設置する場所ではなく、ましてや残酷な民族虐殺を代表し、西側民主主義を脅かす(中共の)大使館には絶対に適していません」
2018年、中共は旧王立造幣局の敷地を購入し、現在の中共ロンドン大使館の10倍の規模を持つ世界最大級の大使館を建設する計画を立てました。しかし、この計 画は2022年にタワーハムレッツ区議会によって否決されました。昨年8月、中共は英国政府に介入を求めています。
抗議者たちは、英国政府に対し、人権を守る観点から、この場所に中共の大使館を建設することを拒否するよう求めています。
現場の抗議者の声
「短期的な利益や経済的な利益のために、人権を犠牲にすべきではありません」
現場の抗議者の声
「ジェノサイドや人権侵害を行う政権が、ロンドンの中心地に拠点を構えるべきではありません」
2月11日には、地元でこの計画に関する公聴会が開催される予定で、英国政府は今年5月に最終決定を下す見通しです。




