8月2日、テロ組織ハマスはイスラエル人の人質に関する新たな映像を公開し、人質が食糧不足の危機に直面していることを示しました。イスラエルの首相やEUの外交上級代表は、いずれもハマスの暴挙を非難しました。同時に、米国の中東特使ウィットコフ氏が2日、イスラエルで人質の家族と面会しました。
イスラエル人人質 エヴィアター・デビッド氏
「今日は7月27日、正午12時です。私にまだ食べ物があるのかどうかも分かりません。これから何が起こるのかも分かりません。私は何日も何も食べていません」
ハマスが2日に公開した映像の中で、ガザのトンネルにいるエヴィアター・デビッド氏は、ハマスに拘束されている間、食料と水が非常に不足しており、時には一つの缶詰を2日かけて食べて命をつないでいると述べました。デビッドさんはさらに、何日も食事をとっておらず、体が衰弱していき、「死ぬ前に自分の墓を掘っておきたい」と語っています。
映像が公開された後、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスの残虐行為に「非常に衝撃を受けた」とし、「ナチスの犯罪」を思い起こさせると述べました。ハマスが人質に対して残酷な身体的・精神的虐待を加えており、国際法とジュネーブ条約に違反していると非難しました。ネタニヤフ首相は、国際赤十字委員会に対し、ガザで拘束されているイスラエル人人質に直ちに食料と医療サービスを提供するよう、早急な対応を求めました。
人質エヴィアター・デビッド氏の兄 イライ・デビッド氏
「彼らは今にも死にかけています。今の彼らの想像を絶する状況では、命があと数日しか残っていないかもしれません」
人質のロム・ブラスラフスキー氏の父 オフィール・ブラスラフスキー氏
「私の子どもは死にそうです。私は自分の目で見て、首相も見ました」
2日、米国中東特使ウィットコフ氏はテルアビブでイスラエル人人質の家族と面会しました。それ以前にネタニヤフ首相とも面会し、イスラエル・ハマス間の停戦交渉を進展させ、人質を救出し、ガザでの人道危機を防ぐため協議していました。
人質イタイ・チェンさんの父 ルービー・チェン氏
「彼は目標である戦争の終結と、すべての50人の人質を救出することについて語りました」
EU外交・安全保障政策上級代表のカヤ・カラス氏は3日、イスラエル人人質の映像は衝撃的であり、ハマスの野蛮な行為を明らかにしたと述べました。すべての人質は即時かつ無条件で解放されなければならず、ハマスが武装を解除し、ガザ統治を終えるべきだと主張しました。同時に、大規模な人道支援物資を必要とする人々へ速やかに届ける必要があると強調しました。
イスラエルによると、過去7日間で2万3千トンの援助物資がトラックでガザへ搬入されました。
また、アラブ首長国連邦、ヨルダン、エジプト、フランス、ドイツ、ベルギーも、ガザ北部と南部へ空から136パック、約136トンの食糧援助を投下しました。




