9月8日、米国の法執行当局はトランプ大統領の指示を受け、ホワイトハウス前に設置されていた青いテントを撤去しました。この周辺では共産主義に関連する抗議活動が行われ、中国共産党(中共)の国歌が頻繁に流されていたといいます。続いて、現場の張亮記者から中継でお伝えします。
張亮さん、こんにちは。トランプ政権は首都でホームレスのテント撤去や犯罪対策を進めていますが、中でもなぜホワイトハウス前のテント撤去を特に強調したのでしょうか。現場の青いテントはどのようなものだったのか、また共産主義を支持していたとの見方もあるようですが、現場から詳しく伝えていただけますか。
ホワイトハウス駐在記者 張亮
はい。
この青いテントは、1981年にウィリアム・トーマス氏が反核兵器の抗議を始めたことをきっかけに設置され、以来44年間続いてきました。ホワイトハウス前は世界各地から観光客が集まり、記念撮影の名所にもなっていますが、午後になると人通りが一段と多くなります。そうした中、ほぼ毎日のように一人の中国人女性が拡声器を使い、中国共産党の国歌を大音量で繰り返し流していました。私も現場で何度も耳にしましたが、ときにはホワイトハウスの芝生全体に響き渡るほどの音量でした。
8日、トランプ大統領はワシントンの聖書博物館で演説し、「これらのテントは共産主義運動と非常に密接に関係しています」と述べました。
9日夕方には、この青いテントはすでに撤去され、現場には抗議者が一人だけ残っていました。
10日朝の時点では、一本の傘が立てられ、展示用のパネルや一部の宣伝物がまだ残されていました。
テントを設置していた抗議者によれば、確かに一人の中国人女性が現場で頻繁に中国共産党の国歌を流していたのは事実だといいます。しかし、それは自分たちの活動ではなく、自分たちは中共を支持していないと強調しました。むしろ、チベット人に対する虐殺に反対する立場だと話しています。
また、トランプ大統領はこれまでのインタビューで、ホワイトハウス前の抗議テントについて「時間の経過とともに、ある種の反米活動を支持する形に変質してしまったため、撤去せざるを得ませんでした」と述べています。
一方、ワシントンD.C.のユニオン駅前には、今も抗議のテントが残されています。米国では憲法によって表現の自由が保障されているためです。
さらに、連邦捜査局(FBI)は9月8日、トランプ政権が先月にワシントンD.C.の治安維持を引き継いで以降、すでに2000人以上を逮捕したと発表しました。
陳悅
わかりました。もう一つ、いま大きな関心を集めている事件があります。23歳のウクライナ人女性、サルー・スカさんは戦火を逃れて米国に避難していましたが、8月22日、ノースカロライナ州のライトレール車内で無職の男ブラウンにより残忍に殺害されました。ブラウンは常習犯で、これまでに14回も逮捕歴があった人物です。この事件は社会に大きな衝撃を与えています。張亮さん、トランプ大統領はこの件について何かコメントを出しているのでしょうか。また、今後このような悲劇を防ぐためにどのような対応を考えているのでしょうか。
張亮
はい。トランプ大統領は8日、ホワイトハウスで開かれた宗教自由委員会の会合で、この痛ましい事件に言及しました。
トランプ大統領はウクライナ人女性の遺族に対し哀悼と支援の意を表するとともに、「世の中の邪悪に立ち向かう力を持たなければなりません。そうでなければ国家とは言えません」と強調しました。
また、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、犯人が14回も逮捕されながら、すべて保釈金なしで釈放されてきたことを厳しく批判しました。
さらに、ノースカロライナ州をはじめ全ての州に「法と秩序」が必要だと強調しました。そのうえで「殺人犯は刑務所に収監されるべきであり、保釈金なしで釈放されて再び社会を脅かすことがあってはなりません」と指摘しました。
最後に国民に向けて「治安を重視する官僚や議員に投票し、このような悲劇を二度と繰り返さないようにしよう」と呼びかけました。




