カーク氏暗殺嘲笑した中共の海外インフルエンサー 国外追放の恐れ

米保守派の政治活動家チャーリー・カーク氏が暗殺された事件をめぐり、中国共産党(中共)当局の元刑事警察で、現在は海外インフルエンサーとして活動する鄧海燕(ネット名「二大爺」)が、X(旧Twitter)で揶揄する内容を投稿し、波紋を広げています。この投稿は米国の有力政治ブロガーらに拡散され、彼らは調査や政治亡命資格の剥奪、国外追放を求めて名指しで非難しています。

鄧海燕は自身の投稿をすでに削除しましたが、ネットユーザーによるスクリーンショットからは、カーク氏を「ナチス」と中傷し、同情の余地はないと断じていたことが明らかになっています。この発言はXの中国語圏コミュニティでも強い反発を招き、多くの利用者が「米国の価値観や基本理念を理解せず、受け入れる姿勢もない」と批判しました。さらに、「このままでは米国に不利益をもたらす存在になりかねない」との声も上がっています。

この発言は英語にも翻訳され、英語圏でも広く反響を呼びました。中国問題の専門家ゴードン・チャン氏をはじめ、多くの米国の著名な識者が拡散し、「調査や起訴、さらに国外追放が必要だ。中共政権は米国を破壊しようとしている」と強く批判しています。関連する投稿は短期間で大量に拡散し、世論の圧力も高まっています。

その後、中共の海外広報と見なされる在日インフルエンサー・王志安が鄧海燕を擁護する投稿を行い、「カーク氏の死を喜んだことでグリーンカードを剥奪されるような事態は、米国の言論の自由の後退だ」と主張しました。しかし、王志安の発言にも多数のネットユーザーが批判的なコメントを寄せ、「あなたに言論の自由を享受する権利があるように、他人にも米国を憎むあなたのビザを取り消す権利がある」といった声も上がっています。

また、米国共和党海外組織の共同創設者であるソロモン・ユエ氏は、「ビザやグリーンカードは権利ではなく特権です。鄧海燕がカーク氏の殺害に関する暴力や憎悪を正当化したことは、ビザの取り消しや国外退去の理由になる」と述べました。

さらにソロモン・ユエ氏は9月16日、米国在住の中国系ブロガー「方舟子」も「カーク氏は死んで当然」と発言し、暴力を美化していたと指摘しました。「方舟子は米国で左翼による私刑で政治的対立者に対抗することを主張しているが、こうした発言は言論の自由の範疇には入らない。不適切な発言については責任を問われることになるだろう」と述べています。

独立系調査記者の趙蘭健氏は、最近の寄稿記事で、カーク氏の殺害が全米に衝撃を与えたとし、中共の代弁者やその協力者、さらには反中共の立場を装う人物までが先んじて嘲笑したと指摘しています。趙氏は、彼らが本当に恐れているのはカーク氏という人物そのものではなく、その思想だと強調しました。カーク氏は4月9日にXに、「世界は常に米国が中共と対抗するのを待っていました。他国はすでに準備できており、中共に立ち向かう意思もあります。トランプ大統領はそのリーダーシップを世界にもたらしました。これまでの努力はすべて、中共への対応を進めるための下準備でした」と投稿しています。

趙氏はまた、「カーク氏は真の矛盾の焦点、すなわち中共こそが世界の核心的な脅威であると明確に訴えた」と述べ、「『世界を団結させて中共と戦う』という米国の使命を強調し、中共を国際社会の注目の的としたのです。この明確さと本質を突いた警告こそ、中共やその代理人が受け入れられない点だ」と指摘しています。

なお、鄧海燕については、米連邦捜査局(FBI)、司法省、移民局、国土安全保障省、国務長官マルコ・ルビオ氏の公式アカウントにも通報が行われています。今後の展開は不透明ですが、一部では、仮に米国から強制退去させられた場合、日本での生活を選択する可能性があるとの見方も出ています。

 
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