四中全会が開幕 海外メディアと中国国内の反応は真っ二つ

中国共産党第20期第4回中央委員会が10月20日、北京で始まりました。中共当局は、主要議題は今後5年間の経済発展計画の審議であると強調していますが、海外メディアの関心はむしろ幹部人事の行方に集まっています。

香港メディアによると、過去1年間で十数人の中央委員が失脚しており、今回の会議では少なくとも12人前後の新たな中央委員が補充される見通しだということです。  

会議の直前には、中共中央政治局委員で中央軍事委員会副主席の何衛東をはじめ、9人の上将が党籍および軍籍を剥奪されました。中央軍事委員会の指導部に新しいメンバーが加わるかどうかにも注目が集まっています。

一方、中国国内ではこの会議に対する関心は低く、北京市民の間では厳しい警備が生活に支障を及ぼしているという不満の声はあるものの、会議の内容自体への関心はほとんど見られません。

北京市内に住むある陳情者は、海外メディアの取材に対し次のように語りました。
「それが私たちに何の関係があるんですか? 彼らの会議なんてすべて自分たちの都合です。当局は庶民のことを一度も気にかけたことがなく、やっていることといえば私たちへの弾圧ばかりです。ニュースでは聞こえのいいことを言っていますが、全部うそですよ」

李成鋼氏 WTO代表を解任 米国から名指しで批判も  

中共の世界貿易機関常駐代表を務めていた李成鋼が、10月20日付で解任されました。中共系メディアの新華社によると、同日、中共当局が駐外大使の任免に関する公告を発表し、その中で李氏はWTO常駐代表・特命全権大使のほか、国連ジュネーブ事務所およびスイスにあるその他の国際機関常駐副代表の職もすべて解かれたということです。これらのポストには李詠箑が新たに就任しました。

李成鋼は、これまで中共商務部の国際貿易交渉代表として、今年行われた4回の米中貿易交渉で重要な役割を担ってきました。  

しかし、10月15日には米国のスコット・ベッセント財務長官が李成鋼を名指しで批判しました。ベッセント氏は、李成鋼が8月に訪米した際、「行動が制御不能」であり、正式な招待を受けていないにもかかわらず訪問を強行し「理性を欠いたような扇動的発言を行い、非常に無礼だった」と指摘しました。

ロイター通信によると、李成鋼は8月にワシントンを訪問しましたが、この一件がトランプ政権の強い反発を招いたといいます。報道によれば、李成鋼は正式な招待を受けていない状況で訪問を強行し、高官との会談を求め、「中共側の主張を繰り返し、米側に対して説教を行った」とされています。

 
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