エプスタイン文書が明かす 英王子と習近平の親密な関係

米国司法省が新たに公開した「エプスタイン文書」により、英国のアンドルー王子が中国共産党党首の習近平と長時間を共に過ごしていた事実が示され、注目を集めています。アンドルー王子はこれまでにも、中共のスパイ事件への関与が疑われたとして警告を受けていました。

記者
「1月30日、米国司法省はエプスタイン関連の文書300万件を超える資料を公開しました。その中には、2015年にエプスタインがLinkedIn共同創業者のリード・ホフマン氏に送った電子メールも含まれています。そのメールには、アンドルー王子が中共党首の習近平と密接な関係を保ち、長い時間を共に過ごしていたと記されていました。中共の官製メディアによると、2016年と2018年にアンドルー王子は北京で習と2度正式会談を行いました」

分析によると、中共のスパイはしばしば英国議会上院議員、著名な実業家、あるいは地域社会で影響力を持つ人物を標的にする傾向があります。王室関係者が中共の関心を引く立場に身を置くことは極めて賢明でない行動だとの指摘も出ています。

ジャーナリスト 唐浩氏
「英国は世界有数の大国であり、政治・経済・軍事の各分野で大きな影響力を持つため、中国共産党政府は長年にわたり浸透工作の対象としてきました。中共は英国政界に食い込み、重要な情報を得ようとしてきました。中共がロンドンに建設しようとしている新しい大使館は、将来、欧州最大級の諜報拠点になるとの見方も出ています」

1月30日に公開されたエプスタイン文書の中には、2015年11月にエプスタインがLinkedIn共同創業者ホフマン氏に送ったメールも含まれています。その中で「アンドルー王子は中国を訪れ、習近平と長い時間を共に過ごしている」との記述が確認されています。

2025年4月、英国裁判所はアンドルー王子の上級顧問、ハンプシル氏の証言を公開し、王子と習近平の間で定期的な連絡があったことを認めました。その証言によると、アンドルー王子は毎年、習近平の誕生日に合わせて祝賀の書簡を送っていたといいます。

2021年には、アンドルー王子が中共のスパイ容疑者とされる楊騰波と複数回会談したことで警戒が強まりました。楊騰波は2023年3月に英国への入国を禁止されており、アンドルー王子はその密接な関係から、中共スパイ疑惑のスキャンダルに巻き込まれました。ただし、楊騰波本人は一貫してスパイ容疑を否定しています。

唐浩氏
「中共が外国に浸透する手口は主に、金銭による買収、ハニートラップ、そして技術情報の窃取です。中共は外国人が中共を十分に理解していないという弱点を突き、利益や性的誘惑で取り込み、最終的にはその弱みを握って脅迫に転じます。この手口に対しては、世界各国の政治家が特に警戒すべきです」

英国のキア・スターマー首相は、アンドルー王子がエプスタイン事件に関連する問題について、米国議会の委員会で証言すべきだとの見解を示しています。

アンドルー王子はすでに2019年11月、王室の公務から退いています。

 
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