トランプ氏「共産主義は1億人を殺した」建国250周年で警鐘

米国は建国250周年を迎え、全米各地で祝賀行事が行われました。トランプ米大統領は独立記念日の演説で、共産主義は史上最悪のイデオロギーであり、米国に対する最大の脅威であると指摘しました。共産主義がもたらすのは暴政、死、破壊だけで、必ず失敗するとの見方を示しました。

今月3日夜、トランプ氏はサウスダコタ州のラシュモア山で演説を行い、米国建国250周年記念行事の幕開けを飾りました。

トランプ氏は米国が成し遂げてきた成果をたたえるとともに、共産主義の脅威について警鐘を鳴らし、国家の自由に対する「致命的な脅威」と位置付けました。

地政学者で台湾・開南大学副学長 陳文甲氏
「ラシュモア山は米国の建国精神と偉人を象徴する場所です。トランプ氏がここで共産主義の脅威について語ることは、この問題を国家の価値観と体制の存亡という次元まで引き上げたことを意味します」

トランプ氏は、共産主義が米国で再び勢いを増し、建国以来最大の脅威であり、二度の世界大戦、真珠湾攻撃、「9.11」の同時多発テロをも上回ると述べました。

トランプ米大統領
「何千年もの間、それ(共産主義)を見てみれば、どのような名称や理論、制度を掲げようとも、その制度がもたらした死と破壊は、歴史上のあらゆる制度を上回っています。前世紀だけでも1億人を殺害しました」

米国の一部地域では極左思想が台頭しています。例えば、ニューヨーク市では民主社会主義者のマムダニ氏が市長に選出されました。同氏は増税、家賃引き上げの禁止、公営食料品店の運営、公共交通機関の無料化などを主張しています。同氏の就任後、多くの富裕層や企業がニューヨークを離れています。

トランプ氏は、共産主義は「窃盗、支配、嘘、殺人」に満ちた非人道的なイデオロギーであり、「生命、自由」とは相反するものだと批判しました。また、共産主義は手段を選ばず、神を信じず、善を重視せず、死、暴政、そして悪の追求を象徴するものだと指摘しています。

また、共産主義は完全な失敗であり、共産主義による米国の破壊は決して許されないと強調しました。

民主中国陣線副主席で独立中文筆会の報道官 盛雪氏
「これは米国民、さらには世界全体に向けた宣言です。今日の米国における核心的な対立は、自由、生命、私有財産権などを含む米国の建国精神と、外来の共産主義、そして国内で広がる極左思想との対決であるという認識を示したものです」

民主中国陣線副主席で「独立中文筆会」報道官の盛雪氏は、第二次世界大戦後、国際秩序は破滅的な誤った道に陥ったと指摘し、ファシズムに勝利したものの、共産主義の拡大を容認してしまったと述べています。トランプ氏が米国建国250周年に際して特に共産主義への警告を発したのも、米国と世界の人々に正しい選択を促すためであるとの見方を示しました。

盛雪氏
「これは警鐘を鳴らすものです。この邪悪なイデオロギーに対して宥和政策を取り続ければ、米国と世界の自由は一段と深刻な脅威に直面し得ることを人々に思い起こさせるものです。トランプ氏の発言は、多くの人々を目覚めさせ、世界が共産主義とテロリズムの脅威、特に中共に正面から向き合うきっかけとなるはずです」

盛雪氏は、中国共産党はこれまで米国へのあらゆる浸透工作を続けてきたと述べました。その上、強欲な資本と不法移民による急速なグローバル化が加わったことで、米国社会は最大の課題に直面しており、ゆがんだグローバル化が非文明を文明世界へ逆流させているといいます。

盛雪氏
「共産主義とテロリズムはグローバル化の波に乗って世界を席巻し、現在では米国建国の基盤である憲政体制、文化的アイデンティティ、そして過去250年間に築いてきた発展と経済の防衛線を内部から崩壊させようとしています」

地政学者で台湾の開南大学の陳文甲副学長も、米国はすでに中共の脅威の深刻さを認識しており、北京との対立は絶えず激化していると述べました。

陳文甲氏
「米国は確かに中共を主要な競争相手と見なしています。科学技術分野の規制、経済・貿易の再編、軍事配備に至るまで、高度な警戒姿勢を示しています。その背景には、権威主義体制に対する懸念と不安が確かに含まれています」

トランプ氏はこれまでも、社会主義と共産主義がもたらす弊害を繰り返し公に批判してきました。今年の「六四天安門事件」37周年を前に、同氏はSNS「トゥルースソーシャル」に投稿し、共産党が執政すれば暴力事件が相次ぎ、国家全体が最終的には貧困と荒廃、犯罪の深淵へと転落すると指摘しました。

 
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