米宇宙軍の軍旗披露 トランプ氏「米国は驚くべきミサイルを開発」

5月15日、ホワイトハウスで米宇宙軍の新軍旗の披露式が行われました。 エスパー国防長官は、新軍旗の披露は宇宙防衛の未来にとって歴史的な瞬間だと述べました。 また、トランプ大統領は、米国が驚くべきミサイルを開発していることを明らかにしました。

5月15日、ホワイトハウスで米宇宙軍の旗が披露されました。

旗の中心には、地球と宇宙防衛を表す三角形の翼の模様が描かれています。 上方には北極星、下方にはアメリカ宇宙軍の名が記されています。

アメリカ宇宙軍作戦司令部 ジョン・レイモンド将軍
「北極星は我々の核心的な価値観を象徴し、我々を導く光である。地球の周回軌道は我々米国人の生活方式と戦争方式を推し進めるスペース能力を象徴している」

エスパー国防長官は、新軍旗の披露は宇宙防衛にとって「歴史的瞬間」であると述べました。

マーク・エスパー国防長官
「過去数年来、我々の相手は宇宙を兵器化し、戦場にしようとしている。宇宙軍と宇宙司令部の創設に伴い、米国は我々の宇宙資産を保護するために必要な行動を採っている」

同日、宇宙軍総司令部の用地選定入札プログラムも開始され、大規模な米軍基地を持つ各州が参加できるようになりました。

宇宙軍は、宇宙を戦争領域として利用しようとしている中共など政権の脅威を受け、2019年12月に米軍の第6の軍種として創設されました。

5月上旬、宇宙軍は最初の募集広告を発表しましたた。現役軍人も応募でき、募集定員は16000人となっています。

この日の披露式でトランプ大統領は、米国が驚くべきミサイルを開発していると述べました。

トランプ大統領
「我々は信じがたい、誰も見たことのない兵器を開発した。スピードが非常に速く、我々はスーパーデューパー(驚くべき)ミサイルと呼んでいる。既存のミサイルの17倍の速さで、目下では一番速いミサイルだと聞いている」

その後、国防総省のジョナサン・ホフマン報道官は、米国は「敵に対抗するための一連のハイパーソニックミサイル」を開発しているとツイートしました。

極超音速兵器(Hypersonic Weapons)の開発はロシアと中共政権が先行しており、ロシアの極超音速ミサイル「アバンガルド 」は現在マッハ27、音速の約20倍に達しており、中共軍の東風17号ミサイル(DF-17)は音速の5倍に達していると報じられています。

 
関連記事