左派メディアに反論 クルーズ上院議員「暴力行為はテロ攻撃だ」

米国の左派メディアは、暴動を止めるために軍隊の派遣を呼びかけるトランプ大統領の動きを絶えず攻撃しています。トランプ大統領は6月3日、就任以来の黒人社会への貢献はリンカーン大統領に次ぐものだと反論しました。 クルーズ上院議員も、今回の暴動は組織的なテロであり、すぐに止めなければならないと述べています。

米国各地で暴力的なデモは連日続いています。ニューヨーク・マンハッタンの中心的エリアであるミッドタウンの店舗では、暴徒による破壊と略奪を防ぐため、昼間の時間を利用して店の窓や入り口に木の板を貼り付けています。

ワシントンD.C.にある共産主義犠牲者追悼記念碑にもスプレー塗料が吹きかけられました。

共産主義犠牲者記念財団のスミス事務局長は、ツイッターに記念碑の写真を投稿し「人類史上最大の被害者である共産党政権に殺された人たちを記念するモニュメントを荒らすことで正義を主張してはならない」とツイートしました。

これらの記念碑は、以前から社会主義者の過激派やANTIFAから標的にされています。

カリフォルニア州イーストオークランドの黒人が経営する美容店が5月31日の夜、抗議者の略奪に遭いました。

店主の姪は、黒人として、デモ隊の暴行には嫌気がさしていると語りました。

美容院店主の姪 アザリア・コールシェパードさん
「黒人として、二つの面で失望している。私たちが働いて築いた財産が破壊されたことと、同時に人々の殺害や理由もなく酷く扱われるのにうんざりしている」

カリフォルニア州は疫病の流行による打撃を受けている中で、暴力を伴うデモは経済的に苦境に陥っている中小企業の状況をさらに悪化させています。

トランプ大統領は6月3日のツイートで「私の政権はリンカーン大統領以来、他のどの大統領よりも黒人社会に貢献してきた。スコット上院議員とともに『オポチュニティゾーン』政策を採用し、『歴史的黒人大学』への資金確保、『学校選択』事業の推進、「刑事司法改革」の採択などを行った。 黒人の失業率、貧困率、犯罪率は史上最低を記録している」と述べています。

別の投稿では、州兵の準備が整ったとツイートしました。

またトランプ大統領は、トークショーの司会者で元CIAアナリストのバック・セクストン氏が撮影した暴徒に荒らされた後のマンハッタンの五番街の写真をリツイートしました。

ニューヨークを代表する通りの5番街は世界最高級の商店街の一つです。しかし写真の中の5番街は、各店舗のショー・ウィンドウが板で覆われ、一部の店舗は略奪に遭っています。

テッド・クルーズ上院議員は2日のFOXニュースのインタビューで、暴徒を阻止するためのトランプ大統領の軍隊配備に対する左派メディアの攻撃に反論し、これらの暴力行為はテロ攻撃だと述べました。

テッド・クルーズ上院議員
「これは我が国で起きたテロ攻撃だ。暴動は許されないし、すぐ止めなければならない」

クルーズ議員は3日、誰もが言論を平和的に表現する権利があるが、暴動に参加したり、略奪したり、パトカーに火をつけたり、仲間の市民を攻撃したりした場合は逮捕され、投獄されるだろうとツイートしました。

 
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