米国の大手メディアと中共とが結んだビジネス関係【禁聞】

米国の大手メディアは大統領選挙で行われた不正について真相を隠し、民主党のバイデン候補に肩入れしています。こうした中、あるメディアが先日、いわゆる主流メディアと中共との緊密なビジネス関係について明らかにしました。

トランプ大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は12月10日にツイッターに、米国の各大手メディアは中共から買収され、カリフォルニア州のエリック・スウォルウェル下院議員が中共女性諜報員との間で起こしたスキャンダルを隠匿しており、CNNはその事件を曖昧に報じたほか、MSNBC、ABC、NBC、CBSなどのメディアはこの件を完全に黙殺していると投稿しました。

トランプ大統領の長男のツイートは人々の注目を集め、米国の大手メディアはかなり前から中共に浸透されているのではないかと疑う声が上がっています。

カナダ在住の中国人作家、盛雪氏
「今回の米国の大統領選挙によって人々は、中共が米国の政界、実業界、金融界、教育界、文化界といったあらゆる分野に深く浸透していることを、さらに認識させられた。現在、米国の多くのメディアが中共独裁政権のメガホンになっている。これは絶対に容認できない」

今年5月、保守派オンライン雑誌「フェデラリスト」は調査報告を発表し、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、CNN、MSNBC、NBC、ABC、ブルームバーグといった米国の主流メディアと中共との間のビジネス関係を詳細に説明しています。

同誌はニューヨーク・タイムズを例に挙げ、中国企業と頻繁に取引を行っているメキシコの富豪、カルロス・スリム・ヘル氏が2009年にニューヨーク・タイムズの親会社のクラスA株式を1590万株購入し、ニューヨークタイムズの筆頭株主になっていることを指摘しています。

そして中共の通信機器大手のファーウェイと提携関係にある、スリム氏の企業「アメリカ・モービル」は今年、コロンビア政府に5Gパイロット・プロジェクトを推薦しています。

報告書には、スリム氏はニューヨークタイムズの編集会議に参加はできないだろうが、ニューヨークタイムズの上層部は、誰が彼らの給料を支払っているのかを間違いなく分かっていると記されています。

米国在住の時事評論家、邢天行氏
「中共によって買収、浸透されたこれらの海外メディアの社長や経営者が、従来の米国の老舗メディアを買収する前から、中共と彼らは通じていたのではないかと疑わざるを得ない。疑念を抱かせるものだ」

2013年にワシントン・ポストはアマゾンのジェフ・ベゾスCEOに買収されました。べゾス氏は中共と緊密なビジネス関係を結んでおり、アマゾンの人気商品のほとんどが中国で生産されています。

何年も前からベゾス氏と中共の関係性はワシントン・ポストの広告に現れていました。雑誌・フェデラリストはワシントン・ポストの購読特典の「チャイナ・ウォッチ」の広告増刊号は、党メディアの中国日報から提供されていることを指摘しています。ワシントン・ポストは中共からの広告費を公然と受け取り、中共の宣伝品を拡散しています。

著名歴史研究家の辛灝年氏
「私自身は20年以上前からあちこちで講演を行っているが、私が見た報道、ほとんどの中国語報道の中で、大紀元や新唐人を除き、大部分が嘘や逆の話を報じている。こちらが共産党は悪いと言えば、向こうは共産党は素晴らしいと言う。そして会議テーマや内容、主な人物や司会者などをそっくりそのまま改ざんすることすら行う。こうしたことは一度や二度ではなく、20年近く続いている」

調査によると、CNN、MSNBC、NBC、ブルームバーグとABC放送も中共と密接なビジネス関係を構築しています。
例えばNBCは2010年11月に中共ディアの新華社通信と、国際ニュース放送に関する業務提携を結び、北京の投資グループのCMCキャピタル・パートナーはNBCユニバーサル・エンターテイメント傘下のオリエンタル・ドリームワークス(現パール・スタジオ)の所有権を獲得しました。

米国在住の時事評論家、邢天行氏
「中共の目的は、真綿で首を締めるように米国を徹底的に引きずりおろすことだ。米国が損なわれば、中共が世界のリーダーになれるからだ。米国のような強大な国が中共によって転覆されてしまったら、他に中共の相手になれる国が世界にあるだろうか。その後に訪れるのは世界規模の災いだ」
元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏と彼の会社のブルームバーグLPも中国に多額の投資を行ってきました。ブルームバーグ・LPは中国企業364社を支援したほか、1500億ドル(約15兆4965億円)を導入してその債券発行に参入しました。

米国在住の時事評論家、邢天行(けい・てんこう)氏は「中共は巨額の利益を提供して多くの西側メディアを誘惑したり騙したりし、それらのメディアに中共の宣伝を手助けさせている。今年の米国大統領選挙の中で中共は、今度は不正選挙によるクーデターモデルを利用して、自由を重んじる米国の価値観をひっくり返そうとしている」と警鐘を鳴らしています。

 
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