ワシントンDCの州兵 5000人が3月半ばまで残る 専門家に聞く

Troops Remaining in DC ‘Political’: Lt. Rogers

ワシントンDCには、13000人の州兵が駐留していますが、その数は今週末には7000人にまで減少します。米陸軍長官代理ジョン・ウィットリー氏によれば、少なくとも3月半ばまで、5000人の部隊が残る予定です。これは騒乱の可能性を指摘するFBIの警告に基づく措置です。

1月20日にもFBIは暴動の可能性を警告していましたが、騒乱は何も起こりませんでした。スティーブン・ロジャース大尉は、現状を評してこの措置は前代未聞かつ不要な措置だと述べています。

米国海軍の退役大尉/スティーブン・ロジャース
州兵は各地の都市で起きる攻撃に警察だけでは対処できない場合、警察を補佐し、増強のために動員されるものです。だがこの現状は政治的なものだと言うしかない。これによってどんなメッセージが発信されているのか?世界のリーダーたちにとって良いメッセージではない。米国民にとって良いメッセージではない。

ロジャース大尉は米国海軍の退役将校であり、警察官としてFBIの対テロ合同タスクフォースで活動した経験もあります。ロジャース氏はワシントン州のタコマなどで起きている暴動を指摘しました。そこではアンティファが民間や公共施設などを攻撃しています。ロジャース氏は、なぜそういう場所に州兵を送らないのかと疑問を呈しています。

米海軍退役大尉/スティーブン・ロジャース
州兵部隊がワシントンDCにいる同じときに西海岸の町々が焼かれているというのは理解に苦しむ。何故そこに州兵を呼ばないのか?これはすべて政治的な事だと結論づけるしかないのだ。

共産主義の浸透に多くの米国人が懸念を抱いている今、首都に州兵部隊が駐留する光景は異常だと大尉は述べています。

米海軍退役大尉/スティーブン・ロジャース
わが国の人間が社会主義や共産主義のアジェンダを押し進めていることに懸念が生じているとき、首都に州兵部隊が駐留する光景は米国人には違和感がある。

大尉はまた州兵の身元調査をするなど前代未聞だとも述べ、FBI自身でさえインサイダー・アタックが計画されている証拠はなく、身元調査は念のための措置であり、「政治的なリトマス試験」だと述べています。

米海軍退役大尉/スティーブン・ロジャース
こんなことは二度と繰り返してほしくない。だがもし繰り返されるならば、米国の政治指導者は誰に影響されているのかと疑惑が増すばかりだ。

ロジャース大尉は米国がイデオロギー戦争の渦中にあると言います。言論の自由に対する戦争でもあり、大尉は「敵は米国人ではなく、米国を腐敗させ崩壊しようとする中国共産党のような勢力だ」と述べています。

NTD Japan

 
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