英上院議員ハント卿 「法律により中共の強制的臓器摘出を制止すべき」

最近、英上院議員フィリップ・ハント卿はエポックタイムズの取材を受けた際に、英国は新たな法律の施行により強制的に摘出された臓器が英国に輸送されることを防ぐと同時に、国際社会における先例を作り、また中国共産党についての明確な認識があって初めて、正当な二国間及び多国間の関係を構築することができると述べました。

2月11日、英議会で「医薬品及び医療機器法」(Medicines and Medical Devices Act 2021)が正式に制定されました。同法には、英政府は同意なしで入手した人体の組織や臓器が英国に輸送されることを禁止する権利を有すると規定した条項が盛り込まれています。

この条項を導入した英上院議員フィリップ・ハント卿(Lord Hunt of Kings Heath)は、英国独自の臓器提供システムの構築に取り組んでいます。英ロンドンで独立した民衆により開廷された『民衆法廷』で、中国共産党により生きている人間から臓器を強制的に摘出する犯罪が行われていると裁定されたことを知り、ハント卿は法的プロセスから中共の蛮行を阻止しようと決心しました。

英上院議員フィリップ・ハント卿
「これ(独立民衆法廷の裁定)は、強制臓器摘出が中国で長年にわたって、大規模に行われていることを裏付けており、法輪功学習者が主要な臓器供給源の一つである」

民衆法廷が昨年3月に発表書面判決書『中国・民衆法廷 裁定』によると、中国では長期にわたって、大規模な強制臓器摘出が行われており、法輪功学習者が主なターゲットとなっています。また近年、中国ではウイグル人を対象とした大規模な身体検査が実施されており、潜在的な臓器供給源として扱われているとされています。

ハント卿は、英国で可決された法律は国際社会のための先例を作ったと述べています。

英上院議員フィリップ・ハント卿
「英国と国際社会にとって重要な一歩である。強制的に摘出された臓器を使用することは非常に忌々しく、我々はこの犯罪を全面的に阻止しようとしている」

中国国内で行われている人権侵害について、経済利益を見返りに国際社会からの非難の声を水面下に抑制する方法は、中共の常套手段となっています。ハンター卿は、英国は正しいことを行っており、これは国際社会における英国の影響力の現れだと述べました。

英上院議員フィリップ・ハント卿
「長期的には良いことだと思う。間違いなく経済的な悪影響を負うリスクはある。しかし、私は最終的に人々がより良い世界秩序を見てみたいと望んでいると思う」

ハンター卿は、強制臓器摘出の犯罪を制止するための国家間における連盟が発足されることを望んでいると述べました。

強制的に臓器を摘出する問題が2006年に初めて国際社会で暴露されてから、過去十数年にわたり独立した調査報告書が相次ぎ発表され、多くの地域で民間での組織化が行われています。 2月24日「中国での臓器移植濫用停止のための国際ネットワーク(ETAC)」と「共産主義の犠牲者記念財団」を含む117の組織が共同で中共の強制臓器摘出問題に関するセミナーを開催しました。

2018年、米国で信仰の自由を推進するための初の閣僚級会議が開催され、これまでに3回の会議が開催されています。同会議では、宗教と信仰における迫害に対応するための国際的な同盟を創設することを目的としています。

ハンター卿は、英国民が臓器移植のために他国へ旅行することを禁止すること、強制臓器摘出に関与する国に対して英国企業による関連の機器及び設備の輸出を禁止すること、また人体標本展を禁止するなどの内容を可決された法律に加える予定だと述べています。

 
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