マッカーシー下院議員 南部国境の子供のための収容施設を視察

米共和党のケビン・マッカーシー下院議員が3月15日、南部国境のテキサス州エルパソを視察しました。移民が殺到する背景にはバイデン政権の政策があり、バイデン大統領に自ら足を運んで国境の現実を直視するよう求めています。

ケビン・マッカーシー下院少数党院内総務(共和党)
「施設を見て回ると、ハイチ人が一番多いことに気がついた。彼らは何故今ここに来ているのか?国境警備の関係者に尋ねたところ、彼らは気がついたら、米国の中にいるので自分でも驚いているという」

バイデン大統領は、難民申請者に「メキシコで待機して米国の決定を待つ」ことを求めるトランプ前大統領の「メキシコ側待機」政策を覆しました。

ケビン・マッカーシー議員によると、医師は、施設を出るとき10%以上の子供が、中共ウイルス検査で陽性であると述べたと言います。マッカーシー議員は、バイデン政策の結果がこの国境危機を招いたとしています。

ケビン・マッカーシー下院少数党院内総務(共和党)
「バイデン大統領はそれを否認し続けるかもしれないが、問題を解決する唯一の方法はまず自分がしたことを彼が認めることだ。もし彼が措置を改めようとしないのであれば、議会が行動を起こすことになるだろう」

マッカーシー議員は、国境に足を運び自ら施設を見に行く事を、バイデン大統領に提案しています。これに先立ち、ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は、バイデン大統領がなぜ国境に行かないのかと記者に質問されましたが、サキ報道官はこの質問をはぐらかしました。

ホワイトハウスのジェン・サキ報道官
「大統領は解決策の検討に集中している。国境での手続きの迅速化、施設の増設、子供たちに対する人道的かつ安全な対応の保証等に向けて解決策を検討すべく、担当チームの尻を叩いて激励している。そのことに集中しているのだ」

サキ報道官は、米連邦緊急事態管理庁(FEMA)が現在国境支援に動いており、政府も特に混雑を避けるため、移民業務処理を強化しているところだと述べています。

 
関連記事