中国の9億人超が感染の可能性

中共ウイルスの感染急拡大が続いていますが、ある報告書では、中国の平均感染率は64%、感染者数は9億人を超える可能性があると推測しています。

北京大学国家発展研究院は最新の報告書で、中国各地の感染は先月20日にピークに達したと発表しました。先月末には、全国各地の感染がピークを過ぎ、 1月11日時点で、全国の中共ウイルスの感染率は約64%に達し、感染者数は9億人を超える可能性があるとしています。

報告書によると、今回の感染拡大で感染率が最も高いのは西部の3省で、甘粛省が約91%、雲南省が約84%、青海省が約80%だとしています。ネット上で注目度の高い北京、上海、広東省などは、実際の感染率は西部の3省ほど高くないかもしれないとしています。

報告書では、データモデルとアンケートを組み合わせて、これらの推論を行っています。

江蘇省宜興市のコメンテーター 張建平さん
「ここ江蘇省では、当局が言うように、確かに感染率のピークは過ぎています。 周りの親戚や友人の感染の割合から、陽性者は7割程度に達すると推測しています」

報告書ではまた、調査対象の76%の人が新型コロナのほうがインフルエンザよりも辛いと感じており、全国サンプルのうち、感染者の半数は5日から7日で症状が消えて陰性になったが、約20%はそれ以上かかったとしています。

江蘇省在住のコメンテーター、張建平さんは13日、先月19日に中共ウイルスに感染したといいます。

江蘇省宜興市のコメンテーター 張建平さん
「私たちの地域では12月10日ごろから大規模感染が始まり、私は19日に感染しました。その時がピークでした。 三日三晩眠れず、咳がずっと出ていました。その後回復するまで10日かかりました」

張さんは、25日経過した今も、依然として疲れやすく、体がだるいといいます。 友人や親戚の中には、陰性になるまで1か月かかった人もいて、精神的にまいっているといいます。

北京大学国家発展研究所の報告書では、重症化率や死亡率に関しては触れていません。

江蘇省宜興市のコメンテーター 張建平さん
「親族や友人などを含め、身近な人が亡くなりました。葬儀社や火葬場などに行列ができているのも事実です。死者数については、当局が発表した数十人のレベルではなく、その1万倍、10万倍というレベルです」

一方、中共疾病予防管理センターの元首席科学者である曾光氏は最近、中国での感染症のピークはあと2〜3か月続き、重症化のピークはもっと長く続くだろうと述べました。

 
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