米国在住の作家であり評論家の陳破空氏がこのほど声明を発表し、中国共産党(中共)が陳氏の名義を盗用して脅迫状を送り、豪州首相公邸を爆破すると脅して「神韻芸術団」の豪州公演を妨害しようとした行為を非難しました。陳氏は「この卑劣な行為は中共の脆弱さをも浮き彫りにしている。中国の伝統文化を広める神韻芸術団の公演を、ここまで恐れている」と述べました。
2月24日、豪州首相公邸に爆発予告が届きました。身元不明の人物は、神韻芸術団の公演を中止しなければ「首相公邸は血の海となり、廃墟になる」と脅迫したといいます。
警察によると、豪州のアルバニージー首相は現地時間24日午後6時、緊急避難のため公邸を離れ、数時間別の場所に滞在しました。
神韻芸術団は声明を発表し、過去2年間に世界各地で行った公演が数十回にわたり脅迫を受けてきたことを明らかにしました。豪州での公演は予定通り続行するとし、豪州政府には徹底的な捜査を求めました。
25日午前には、アルバニージー首相がSNSに投稿し、警察や「温かいメッセージを送ってくれた人々」に感謝の意を示しました。また、愛犬トトが玄関先に立つ写真を添え、「トトは警戒態勢だが、すべて順調だ」とつづりました。
事件の発端は、神韻芸術団が豪州で公演中に受け取った中国語のメールでした。最初のメールの件名は「神韻公演を行えばアルバニージー氏に何か起きる」というものでした。22日には「神韻の中止を勧告する」と題された2通目の脅迫メールが届き、「首相公邸を爆破する」との内容が書かれていました。
2通目のメールの送信者名は「陳破空」と表示されています。陳氏は1989年の中国民主化運動天安門事件に参加したことで中共に逮捕・投獄され、その後米国に亡命した経歴を持ちます。
自身の名が悪用されたことを知ると、陳氏はただちに声明を発表しました。
米国在住作家 評論家 陳破空氏
「中共が神韻の公演をここまで恐れているとは思いませんでした。極端な手段に訴え、脅迫状を書き、『血の海』という文言で威嚇しています。私の名前を使ってこうした卑劣な行為を行ったことに、強い衝撃と怒りを覚えます。強く非難するとともに、法的手段を取る権利を留保します」
陳氏は、神韻芸術団のアーティストたちのすばらしい公演、卓越した努力、そして非凡な成果をこれまで一貫して称賛してきたと強調しました。中共は内政・外交ともに多くの危機に直面しているにもかかわらず、神韻芸術団への弾圧にこれほど注力することに疑問を呈しました。
陳破空氏
「中共の極めて深刻な内政・外交の危機を考えてみてください。党内の権力闘争、軍内部の対立、そして国際社会での孤立、今や中共に味方する国などどこにもなく、ほぼすべての国が背を向けています。にもかかわらず、わざわざ神韻芸術団を抑圧し、しかもこれほどまでに狂気じみた打撃を加えようとしています。これは中共の強さではなく、弱さの証です」
さらに陳氏は、本土で中国経済に関する疑問を呈した学者や専門家が、次々と当局から措置を受けている現状を指摘しました。
陳破空氏
「中共党内の争いはすでに凄まじい状態です。現在、彼らの指導部はまともな体制すら整っていません。中央軍事委員会、国務院、中央委員会など、いずれの組織でも人材不足が顕著です。これは中共が崩壊過程にあることを示しています。習近平自身が『党と国家』の舵取りをしていますが、実際には崖に向かって加速しているだけです。中国の人々はこの現状を理解し、共産党なき後の中国を引き継ぐための準備を、いつでもできるように整えておくべきです」
陳破空氏は、中国本土の人々に対し、国内の状況や国際情勢をより深く理解し、次のステップに備えるよう呼びかけています。
陳破空氏
「米国大統領がイラン国民に呼びかけたように、軍事作戦後に政権を引き継ぐ準備をすべきだと呼びかけました。長期的に見れば、中国人も自らの国と政権を引き継ぎ、本来あるべき文化と誇りを取り戻すべきです。同時に、中国を国際社会の一員として位置付け、信仰の自由が保障される、真に人間の尊厳が守られる国にしていかなければなりません」
最後に陳氏は、これまで一貫して法輪功と神韻芸術団を支持してきた姿勢を改めて表明しました。神韻芸術団が中国伝統文化を広め、中共の党文化に抗い、その明るいテーマ、美しい信仰、卓越した芸術性によって各国で大きな反響を呼んでいると述べました。その活動が国際社会で持続的、広範かつ深い影響を与えていると評価しました。




