米財務省 麻薬密輸で中国人と団体を制裁

米財務省は8月25日、フェンタニルを米国に密輸・販売した中国人の張濤濤(ちょう・とうとう)氏と、彼が所有している香港の会社を、外国麻薬キングピン規則に基づいて制裁の対象に指定しました。

米財務省が今回制裁の対象に指定したのは、中国籍の張濤濤氏と香港に拠点を置く所有企業「アリライズ・テクノロジー・グループ」です。制裁により、米国内で直接または間接的に保有する資産は凍結され、米国人は張濤濤氏とのいかなる形態の取引も禁止されます。

薬剤師で化学物質の供給業者でもある張濤濤氏は、荷物の内容について虚偽の申告を行い、他人や物流会社を介してフェンタニルを米国に出荷することを繰り返してきました。張濤濤氏が所有している香港の会社、アリライズ・テクノロジー・グループは、彼の薬物取引の隠れ蓑になっていました。張濤濤氏は運び屋から小包を受け取った後、フェンタニルを偽の丸薬にして、フェンタニル1キログラムあたり最大100万錠の偽薬を作り、それを分割して米国人に販売していました。

財務省の制裁発表後、ポンペオ国務長官は声明を発表し、これは中国人によるフェンタニルの米国への密売に対する米政府の継続的な取り締まりの一環であると指摘するとともに、中共政府に対し、国際的な闇市場への有毒化学物質の流入を減らすために化学産業の規制を加速するよう促しました。

これより前から、米国政府はすでに、フェンタニルの密売に関与している中国人や団体に対して制裁を科しています。中国は米国における違法フェンタニルの主要な供給源であり、すでに何十万人ものアメリカ人の命を奪っています。

 
関連記事