中国共産党(中共)軍の3隻目となる空母「福建」が11月5日に正式に就役し、習近平が自ら軍旗を授与しました。専門家の分析によれば、中共が大々的に宣伝している「福建」ですが、米軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・フォード」と比較すると依然大きな差があり、軍や軍需産業で汚職が頻発するなか、海洋覇権を目指す中共の野望がむしろ瓦解しつつあると指摘されています。
中共軍の空母「福建」は11月5日に正式就役しました。一部の専門家はこれを「米国を超えるための重要な一歩」と評価しています。しかし、多くの専門家は、「福建」は船体の規模や排水量、人員配置をはじめ、ほとんどの性能面で米国の原子力空母「フォード」に遠く及ばないと指摘しています。
台湾国防安全研究院のサイバー安全・意思決定シミュレーション研究所の副研究員である謝沛学氏
「実際のところ、空母『福建』は船体の構造や装備、運用面、訓練といった点でも、現時点では米軍と比較してまだ相当な差があります。設計上、『福建』は通常の動力、つまり燃料を使用するエンジンを採用しており、電磁カタパルトを駆動させるために必要なエネルギーを十分に供給できないという大きな制約があります」
また、米空母の元将校2人と複数の専門家は、「福建」の飛行甲板のレイアウトに重大な欠陥があると指摘しており、その航空作戦能力は、米海軍で50年以上現役の「ニミッツ級」空母の6割にも満たないとしています。
さらに、これらの欠陥は、中共の軍需産業における深刻な汚職問題と関係していると見られています。
謝沛学氏
「最新の戦闘機や空母であっても、実際の戦闘において想定どおりの性能を発揮できるかどうかは疑問符が付きます。設計上、大きな欠陥がある可能性も十分考えられます。例えば、戦闘機『殲20(J20)』の主任設計者・楊偉は、汚職問題への関与が理由で解任されました。さらに、『山東』の主任設計者・胡問鳴も逮捕されています」
分析によれば、このような軍需産業の汚職によって品質や安全に関する問題が多発し、軍内部での頻繁な粛清も重なっています。このため、構造的な腐敗が明るみに出ると同時に、中共軍の戦闘力が直接的に低下しているといいます。
著名な軍事ブロガー マーク氏
「中共とインドがチベットで衝突した際、装甲車が投石で破壊される事態が発生しました。調査の結果、深刻な汚職により、本来使用されるべき装甲鋼板が一般鋼板にすり替えられていたことが判明しました。そのため、防弾性能はほとんどなく、石によっても破壊される状態だったのです」
CNNが最新の衛星画像に基づいて分析したところによると、2020年以降、中共のミサイル工場の生産能力は急速に拡大しており、136か所の関連施設のうち、60%以上で明らかな拡張が確認されました。
このような動きは、中共当局が地域的な主導権を狙い、海洋進出を進めようとしていることの現れとも見られています。しかし、専門家は軍需産業が長年にわたって汚職や粛清に覆われている現状を踏まえると、中共が世界覇権を握ろうという夢は、今まさに崩壊しつつあると指摘しています。




