ジョブズ氏の求職申込書が来月競売に、落札予想価格は530万円

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[ロサンゼルス 22日 ロイター] – 米アップル<AAPL.O>創業者の故スティーブ・ジョブズ氏が、40年以上前に作成した求職申込書が、来月オークションにかけられる。そこには、テクノロジーとデザインに携わる仕事に就きたいという、若きジョブズ氏の強い思いが示されている。

米ボストンの競売会社RRオークションが22日明らかにしたところによると、1973年に作成された1ページのこの書類は、落札予想価格が約5万ドル(約530万円)。氏名欄には「スティーブン・ジョブズ(Steven jobs)」、住所欄には一時在籍していた米オレゴン州の「リード大学(reed college)」と記されており、スペルミスや句読点の誤りもあったという。

特技を記入する欄では、「技術者あるいはデザイン開発者、デジタル分野、ヒューイット・パッカード(Hewitt-Packard)近くのベイ(エリア)出身」と、カリフォルニア州にあるテクノロジー企業ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard)について触れている。

どのような職に応募したのか、この書類では明らかではない。ジョブズ氏は友人のスティーブ・ウォズニアック氏と、それから約3年後にアップルを設立している。

ジョブズ氏は2011年、がんに倒れ、56歳で亡くなった。

また、この書類でジョブズ氏は運転免許証を持っているとしつつも、交通機関へのアクセスは「可能性はあるが見込みは薄い」と記している。電話は「ない」とある。

同書類が出品されるオークションは3月8─15日に行われる予定だという。

このオークションでは、ジョブズ氏ゆかりの品がほかにも2点出品される予定。2001年の同氏の署名付き「mac OS X」技術マニュアルと、同じく署名が入った2008年の新聞切り抜きで、落札予想価格はそれぞれ、2万5000ドル、1万5000ドルとなっている。ジョブズ氏の写真が入ったその切り抜きには「通信速度が速まった新型iPhone(アイフォーン)の価格は199ドル」との見出しが躍っている。

 
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