米国株は上昇、イタリア政局懸念後退で

[ニューヨーク 30日 ロイター] – 米国株式市場は上昇して終了した。イタリアの政局混迷が和らぐ兆しを見せていることに加え、原油高でエネルギー関連株に買いが入ったことが押し上げ要因となった。

イタリアの大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」は、連立政権樹立を再度試み、経済相に指名されているユーロ懐疑派エコノミストのパオロ・サボーナ氏に対して、指名を辞退するよう求めた。

イタリアの5年債と10年債の入札が比較的順調に行われたことも投資家の懸念緩和につながった。

サントラスト・アドバイザリー・サービシスの首席市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏はこの日の相場について、前日の動きに対する反応で、前日の売りは行き過ぎだったようだ、と説明した。

米小型株で構成するラッセル2000指数<.RUT>は、米経済の底堅さを示す指標を受けて、過去最高値を記録した。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した5月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が17万8000人増だった。

第1・四半期の米国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.2%増と、速報値の2.3%増からやや下方改定された。

ただ、エコノミストは、第2・四半期の成長率は年率換算で3%台に乗せると予想している。

原油先物価格の上げを背景にエネルギー株が買われ、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は一時3.2%高となった。

顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドット・コム<CRM.N>は2.1%、HPインク<HPQ.N>は4.2%、それぞれ上昇した。両社は通年の利益予想を引き上げた。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.48対1の比率で上回った。ナスダックでは2.78対1で値上がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 24667.78 +306.33 +1.26 24467.8 24714. 24459. <.DJI>

3 48 09

前営業日終値 24361.45

ナスダック総合 7462.45 +65.86 +0.89 7428.41 7473.8 7423.6 <.IXIC>

1 7

前営業日終値 7396.59

S&P総合500種 2724.01 +34.15 +1.27 2702.43 2729.3 2702.4 <.SPX>

4 3

前営業日終値 2689.86

ダウ輸送株20種 10918.72 +163.39 +1.52 <.DJT>

ダウ公共株15種 694.67 +4.60 +0.67 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1389.91 +8.99 +0.65 <.SOX>

VIX指数 14.94 -2.08 -12.22 <.VIX>

S&P一般消費財 844.75 +6.98 +0.83 <.SPLRCD>

S&P素材 366.39 +3.90 +1.08 <.SPLRCM>

S&P工業 632.69 +7.79 +1.25 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 516.33 +6.71 +1.32 <.SPLRCS>

S&P金融 454.32 +8.65 +1.94 <.SPSY>

S&P不動産 195.04 +2.64 +1.37 <.SPLRCRE

C>

S&Pエネルギー 563.01 +17.00 +3.11 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 961.44 +13.05 +1.38 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 146.78 +1.12 +0.77 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1223.17 +8.80 +0.73 <.SPLRCT>

S&P公益事業 256.69 +1.95 +0.76 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.70億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 22255 + 225 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 22255 + 225 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

 
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