【動画ニュース】ウィチャットで情報をシェアしたチベット人6人を逮捕

近日、中国四川省でウィチャットで政治的に敏感な情報を海外にシェアしたとして、チベット人6人が逮捕されました。ダライラマ法王チベット宗教基金会のダワ・ツェリン代表は、ウィチャット利用者の情報はすべて当局に掌握されており、裁判で証拠として使われていると述べています。

ラジオ・フリー・アジアの報道によると、中国当局は最近、四川省カンゼ・チベット族自治州の(生康鄉仲柯村)でチベット人6人を逮捕しました。容疑は、ウィチャットでインドや西側国家在住のチベット人にいわゆる政治的に敏感な話題や情報を写真や動画でシェアしたとのことです。また、逮捕されたチベット人の親族は、海外で名前が報道された場合、「国外反中国勢力と結託した」などの罪を着せられ、判決を受ける恐れがあるため、匿名を希望しているとのことです

ダライラマ法王チベット宗教基金会 ダワ・ツェリン代表
「ウィチャットで海外と連絡しただけで、あるいは敏感な話題に触れただけで、法廷での証拠としてウィチャットのコピーが出されている。ウィチャットのすべての情報が当局に掌握されている。パソコンやスマホを使う限り安全でない」

「チベットの声」の1月14日の報道によると、チベット自治区高等裁判所は人民代表大会の工作会議で、過去1年間でチベット自治区では「分裂の扇動、国家安全に危害を与える活動への援助」「民族問題のでっち上げ」などの罪で58人に判決を下したと報告したそうです。

海外に亡命したチベット人は、「報告から、チベットの裁判所は綿密な法律の手続きを踏まずに案件を審理しているのがわかる」と指摘します。裁判所は中国共産党の判断で判決を下しており、うち多くの人は冤罪だと述べます。

ダライラマ法王チベット宗教基金会 ダワ・ツェリン代表

「これまでに多くのチベット人の焼身自殺があったが、もしそれを動画に撮ってチベット人が外部の友人に送ったら、機密漏えいの罪で何年もの刑に処されるだろう。ウィチャットで外部の人とチャットをしただけでも、当局に呼び出され、留される。または暴行を加えられてから、釈放されることもある」

報道によると、2009年以降、焼身自殺をもって当局への抗議を示したチベット人は156人に上り、うち133人が死亡しています。四川省アバ県だけでも44人のチベット人が焼身自殺を行い、中国国内で焼身自殺件数がもっとも多い地域となっています。

 
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