台湾軍 市街戦模擬訓練を実施

1月6日、台湾軍は 「市街戦」を想定した戦争シナリオの模擬訓練を行いました。3日間にわたる軍事訓練の2日目でした。

この演習は、軍事シミュレーション用に作られた模擬市街地で行われました。このエリアは都市環境を模倣して設計されていて、台湾の都市でよく見られる街並みや路地があります。

陸軍歩兵訓練の教官は、中共軍は容赦ないから訓練しているのだと述べています。

台湾陸軍歩兵戦略教官 陳健強氏
「我々は、雨の日や炎天下、極寒など厳しい状況下での訓練も行っている。男女の区別はない。敵は容赦なく攻めてくるので、過酷な状況下での訓練が必要なのだ」

訓練では、あるチームが都市を攻撃し、別のチームはその防衛に当たりました。兵士たちは、武器にレーザーを装着し、訓練用の空砲のカートリッジを使用しました。

マスコミの取材陣も、演習を見学することができました。これは台湾が戦闘準備ができていることをアピールするためです。

この演習は、中共政権との緊張が高まる中で行われました。中共軍は台湾の防空識別圏に、ますます多くの戦闘機を派遣しています。

中共政権は本当に台湾を攻撃するつもりなのでしょうか。米海軍大将であるフィリップ・デービッドソン氏は昨年、中共が6年以内に台湾に侵攻する可能性があると述べました。デービッドソン氏は当時、米インド太平洋軍の司令官でした。

昨年半ば、中国の有名な軍事雑誌がある記事を掲載しました。そこには、台湾を支配下に置くための空戦、海戦、陸戦による3つのステップが記されていました。

〈字幕版〉

 
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