インド太平洋地域 原潜保有数の比較

本日は、インド太平洋における各国の原子力潜水艦の保有数について見ていきます。

日本では3月9日、海上自衛隊の最新型潜水艦「たいげい」が就役しました。ディーゼル電気推進方式を採用した通常動力型潜水艦で、リチウムイオン蓄電池に蓄えた電力を動力として潜航します。たいげいの就役で、防衛省が目標としていた潜水艦を16隻から22隻に増強する計画が実現しました。22隻のうち、原子力潜水艦は1隻も保有していません。

原子力潜水艦の保有について、日本では慎重な姿勢も見られます。

台湾に目を向けてみましょう。台湾海軍は現在4隻の潜水艦を保有しているものの、旧式のため老朽化が進んでいました。しかし、2020年台湾は欧米の支援を受け、潜水艦計8隻の建設計画を発表しました。1隻目は2025年に就役する予定です。

豪州は、原子力潜水艦の導入を進めています。

米英豪3か国の安全保障協力の枠組み「AUKUS」の下、豪州は米英から原子力潜水艦の製造技術が供与されます。

豪州初の原子力潜水艦の完成は2040年代となる見込みです。

一方、中国共産党政権が保有する原子力潜水艦の数はどの程度なのでしょうか。

中共政権は、原子力潜水艦の保有数について公表していません

しかし、2020年に発表された米国防総省の年次報告書によると、米軍は中共政権が保有する原子力潜水艦の保有数について、10隻(戦略原潜:4隻、攻撃型原潜:6隻)と推定されていました。これに対し、米国は約70隻の原子力潜水艦を保有していると推定されています。

ここ2年間、中共政権の軍備は急速に拡大しており、現在の正確な潜水艦保有数は不明なままです。

 
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