モスク取り壊しに抗議 雲南で大規模衝突

四川達州市で洪水 店舗が浸水

5月28日、四川省達洲市で数日間降り続いた大雨により、洪水が発生しました。川沿いの店舗は水浸しになっています。

店舗や家屋の1階部分は浸水し、一部の車両は水に浸かっている状態です。

目撃者
「目の前に海が広がっているようだ」

工事現場の仮設橋梁も、洪水によって流されました。

モスク取り壊しに抗議 雲南で大規模衝突

中国共産党(中共)当局がこのほど、雲南省玉渓市にあるイスラム教徒の礼拝堂、納家営モスクのドーム(円屋根)を取り壊そうとしたところ、警察と市民の大規模な衝突が発生しました。衝突は今もなお続いているということです。

28日、数千人の武装した警察官が通海県納家営地区に進駐しました。防爆装備を担ぎ、行進しスローガンを叫んでいました。

当局はさらに、市民による侵入を防ぐ車両も大量に配備し、現場は物々しい雰囲気を醸し出していました。
一時は、抗議をする市民が警察のバリアを突破し、現場は混乱状態となりました。モスクに進入し、工事用の足場を倒した人もいました。

同日、多くの武装警官がモスクで、抗議する大勢の人々と対峙しました。

現場にいた市民は歌で、中共当局による宗教迫害に抗議しました。その場で逮捕された人もおり、ある男性は椅子に手錠をかけられ、シャツを引き裂かれたといいます。

また、当局が夜間に作業することを阻止するために、夜間も多くの人がモスクの入口を見張っていました。

28日、武装警察に護衛されながら、工事チームは再びモスクに移動し、取り壊しの準備に取り掛かりました。

同日の日中は、夜間に見張っていた男性に代わり、多くの女性がモスクの入口に立ち、工事関係者の進路を塞ぎました。

中国にあるほとんどのイスラム教のモスクが、これまでに取り壊され、納家営のモスクは数少ない残されたモスクの一つでした。

歌曲「紅孩兒十八贏」がネット上で話題

中国のロックバンド・耳光楽隊の動画が最近大流行しています。楽曲の歌詞には、中国のゼロコロナ政策や八児の母事件、唐山の焼肉店集団暴行事件、15歳の胡鑫宇さん失踪事件、村鎮銀行の取付騒動などのホットな話題について触れられており、ネットユーザーから共感を得ています。

歌詞 
「3歳児がガス中毒、PCR検査せずには解放されず。コロナ流行の3年間がこの子の一生」
「八児の母、首には鉄の鎖」

現在、この番組は中共によりブロックされています。

加害者へ厳罰求める公開演説で大学生が連行

5月29日、四川大学の学生が校内で団結を呼びかける演説を行い、その後大学側に連行される事件が発生しました。

四川大学学生
「もっと勇気をもって、皆で団結してほしいと願っています」

「私たちの地で暴れる人々を、誰一人として見逃してはいけません」

一部の情報筋によると、この学生が演説を行った理由は、27日に四川大学で行われたサッカーの試合が原因だといいます。試合では四川大学の選手が相手チームに襲撃され、多数の負傷者が出たものの、大学側は学生の利益を守らなかったことへの抗議と見られています。

ネットユーザーのコメントには皮肉を込めて、「お前はただのニラ、”我々の縄張り”などと叫ぶから、人々は当然緊張する。それなら当然、君は連れ去られるだろう」と書かれたものもありました。

 
関連記事