日本従軍看護婦を描く連続ドラマ、第2話で放送中止=台湾

戦時中に日本従軍看護婦を志願した台湾人女性のストーリを描く台湾の連続テレビドラマ「智子の心」(全35話、大愛電視)が第2話で放送中止になった。一部では、中国政府からの政治的圧力があったと報じられている。

台湾大手紙・自由時報は一部の情報として、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)は水面下で放送を中止させた、と報じた。

夜8時台のゴールデンタイムに放送予定の同ドラマ。動画配信サイトYoutube上の投稿映像も取り下げられている。

日本統治時代の台湾・台南で裕福な家庭のお嬢さんだった主人公の林智恵(智子)さんが、親の猛反対を押し切って、中国で日本軍の従軍看護婦になったというストーリーだ。

中国のインターネットでは、日本の中国侵略を美化しているなどの書き込みが殺到している。

台湾文化部(文部科学省にあたる)は15日、放送中止は中国政府の圧力を受けての判断なら、断じてあってはならないという見識を示した。

 

 
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