米国務長官が週末に訪朝、金委員長と会談へ 日中韓も訪問

[ワシントン 2日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は、金正恩朝鮮労働党委員長との非核化交渉のため週末に北朝鮮を訪問する。国務省が2日、明らかにした。

また合わせて6ー8日に日本、韓国、中国を訪問する。訪朝日は現地時間7日(米東部時間6日)。

米国務省のナウアート報道官は会見で「長官の訪朝は過去1年で4回目で、交渉の進展を示している。もちろん多くの課題はあるが、次のステップへの前進を期待する」と述べた。

訪朝は計画されている2回目の米朝首脳会談をにらんだもので、北朝鮮の李容浩外相が先週国連総会に出席した際に招請した。

日中韓の訪問では安倍首相、河野外相、韓国の文在寅大統領、康京和外相、中国の複数の政府要人と「2国間と地域、世界の問題について」協議する。

6月の米中首脳会談では朝鮮半島の非核化に向けた取り組みで合意したが、その後交渉は行き詰まりをみせている。

北朝鮮の李容浩外相は29日、国連総会での演説で、制裁は北朝鮮の米国に対する不信を増幅させているとの見方を示し、このような状況下で北朝鮮が一方的に核武装を解除することはあり得ないと言明した。

 
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